脳と記憶の関係を
わかりやすく解説します。
記憶を呼び起こすことを想起(追想)といいます。わたしたちは日々、脳内のネットワークを駆使し、さまざまな記憶を引き出しながら暮らしています。
たとえば、「昨日の夕食は誰と何をたべたか」のような過去の出来事を思い出すような記憶はイメージしやすいと思います。
ですが、記憶はそれだけではありません。
意識せずに日常的に行っている歩く動作や包丁の使い方、あるいは「りんご」と聞いたときに思い浮かぶ色形や甘い果汁のイメージでさえ、ある種の記憶を引き出しながら実現しているものなのです。